2つのシングル
練習場には、そこの主のような人がたくさんいる。遠くの打席から見ていると、気持ちよさそうにドライバーを飛ばし、気持ちよさそうにアイアン、そしてウェッジでボールを目的地に運ぶ。シングルなのかなと思わせる面々。
しかし、その多くが練習場シングル。実際はラウンドスコア90~100打辺りの人たちだったりする。この頃のゴルファーをアベレージゴルファーと呼ぶ。いわゆる中級者である。練習場ではかなりの確率でナイスショットを放つが、コースはそんなに気持ちよくプレーさせてはくれない。
「多くの人が、練習場でライオン、コースに出ると臆病者のニワトリになる」(トーマス・サイモン)
さまざまなシチュエーションを上手く料理できるのが上級者、いわゆるシングル。練習場シングルではなく、コースシングルである。時にパーでラウンドしてくることもある強者。 私の友人で競技ゴルフをやっている彼とのラウンドで、シングルの凄味を見た。
その日あまり調子の良くなかった彼の表情が変わった気がした上がり3ホール、一気にギアはトップに。いくらホームコースとはいえ、まさかの3連続バーディ。しかもラス、ラス前は連続チップインというおまけ付き。やはりこのクラスの人、コースシングル、只者ではない。
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