ゴルファーのジレンマ
ゴルフほど練習と本番に乖離があるスポーツは、他に見当たらない。野球は野球場で、テニスはテニスコートで、サッカーはサッカー場で、ゴルフ以外のスポーツは本番とほぼ同じ状態で練習ができる。
これに対し、ゴルフは練習場と本番のコースが全くの別物。練習場での練習が本番につながらないジレンマ、苦悩がそこにある。ゴルフを難しくしている原因がここにある。
練習場は足場もボールのライもフラット、マットがあるためスクエアなスタンスが見つかりやすい、人工芝マットはアイアンのミスショットを隠すなど、プレーヤーに過保護にできている。
しかし、実際のコースに平らな所はほとんどなく、広々として目印のないところではスクエアは見つけにくい。アイアンのミスショットはざっくり、ダフリとなる。本番のコースは、プレーヤーに厳しい、甘やかしはしない。その上コースは目の錯誤を狙ったトラップ、砂場・水場など地のハザードを用意し、ゴルファーを待ち受ける。そして時に雨風など空のハザードまで現れる。
練習場と実践コースとの乖離を埋めるには、「習うより慣れろ」しかないだろう。経験値を上げて行かない限り、様々な場面に対処することは難しい。
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