メンタルハザード


プレーヤーが自分で自分にかけるプレッシャーがある。これは、あなたの苦手なシチュエーション、たとえば雨風の中でのプレー、スタートホールのティショット、バンカーショット、池越えのショットなど、あなたの苦手意識が作り上げるハザード。

他にも、めったにないバーディパット、パーパット、ベストスコアを意識した時のショットやパットなど〝欲〟が出た時に、現れるプレッシャーもある。これらは、いずれもメンタルが作り出すハザードである。

人は往々にして、「・・・したい」より「・・・したくない」に、気持ちのウェートを傾ける。特にゴルフでは、この傾向が強いのではないか。眼前にOB、池、林、バンカーがある時、「フェアウェイにボールを置きたい」より「OB、池、林、バンカーに入れたくない」という考えが頭をよぎる。すると行ってはいけないところへボールが吸い寄せられる。

メンタルスポーツであるゴルフでは、苦手意識や欲が、メンタルハザードを作り上げる。そして不思議と悪い予感が的中する。悪い予感が、良い予感を凌駕する。これがゴルフ、まさしく心理戦。


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