照れ隠し
道具を見つめ、道具にミスの原因の一端を担ってもらうテクニックは、一種の照れ隠しの術である。ドライバーでのティショットの空振り、2打目フェアウェイウッドでの空振り、他あらゆるミスショットのあと、クラブを見つめるという行為。コースでよく見かける1シーンである。
これは野球でゴロをトンネルした時、フライをバンザイした時などにグローブを見つめる。バントを失敗した時、空振りの三振をした時にバットを見つめる。テニスでミスショットした時などにガットを直しながらラケットを見つめるなど、多くのスポーツで見かける1シーンでもある。
このとき、哀愁に満ちた眼差しで、ちょっと恥ずかしそうに見つめる、というのがコツ。これにクラブ、グローブ、バット、ラケットを、次は頼むよと言わんばかりにポンポンと叩く仕草を加える応用編もある。
しかし度が過ぎれば、照れ隠しの範疇から外れることに。クラブ、グローブ、バット、ラケットを地面に叩きつけるという行為はNGである。これは怒りの表れであり、単なる八つ当たり。照れ隠しではない。しかもこれは間違いなく周囲の反感を買うことに。
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