空のハザード


自然がプレーヤーにかけるプレッシャーの一つに、雨、風などの空のハザードがある。快晴、無風下ではなんでもないコースも、 ひとたび天気が荒れ模様になると手が付けられないコースへと変貌する。

私が経験した悪条件トップ3、いやワースト3は、那須の雨台風、笠間の風台風、そして箱根の霧の中でのゴルフ。いずれもクローズになってもおかしくなかった。コンペでなければ、Uターンして帰っていたと思う。コース一面カジュアルウォーターでは、ゴルフにならない、スコアにならない。

われわれは、日進月歩の科学技術の恩恵にあずかり、ともすれば人は自然をも操れる、征服できるものと勘違いしている。がしかし、 雨風の強い日のゴルフは、人が自然に対し無力であることを思い出させてくれる。

時には強風、暴風の中でのゴルフで、風に勝負を挑み、風に翻弄され、風に玉砕されるのもいいだろう。



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