頭脳ゲーム
ゴルフはスポーツでありながら、ボールゲームという呼称がフィットする。そのゲーム性は、囲碁、将棋とどこか似通っていて面白い。詰め碁、詰将棋は、ゴルフでいうアプローチ、パッティング練習のようだ。
囲碁の広い盤上での位置取りは、広大なコースで、打っていいエリア、打ってはいけないエリアを考え、攻めたり、守ったりしながら、コースを攻めていくゴルフに似ている。囲碁には陣地を獲りに攻める時あれば、陣地を守る時あり。飛ばすのもゴルフであるが、飛ばさないのもゴルフ。攻めるのもゴルフ、守るのもゴルフ。対局後の白黒模様はゴルフコースのレイアウト。
金銀飛車角いろんな役割、能力を持つ駒を有効に使い敵陣、王将を攻める将棋は、14本のクラブを使って、飛ばし、寄せ、時に守りつつ、グリーン上のカップを攻めるゴルフに似ている。将棋を指す人に好きな駒、嫌いな駒があるように、ゴルファーにもそれぞれ得意なクラブ、苦手なクラブがある。
囲碁、将棋は対局と呼ばれるように、戦う相手は目の前の一人。これはゴルフでいえば、マッチプレーに似ている。また、囲碁、将棋にある投了、ギブアップのシステムも、マッチプレー的である。ゴルフは、囲碁、将棋に似ているボールゲームだと言ってきたが、そのゴルフの中でも、マッチプレーに囲碁、将棋との共通点が多いことに気付く。
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