最終18番ホール 劇的なチップインバーディとあっけない幕切れ 

2018年 日本ツアー選手権 森ビル杯 Shishido Hills 最終日 市原弘大選手
                     (2018-06-03 和田 慎太郎撮影)
今週はほっこりして帰れます 2018年 日本ツアー選手権 森ビル杯 Shishido Hills 最終日 市原弘大
出典:GDO



茨城県の宍戸ヒルズで開催されていた日本ゴルフツアー選手権が、6/3幕を閉じた。本大会は国内三大大会の一つ。ちなみに残り二つは、日本プロゴルフ選手権、日本オープンゴルフ選手権。

ここ宍戸で市原弘大選手が見せた市原劇場。それは最終日最終18番ホール。パー4の第2打がグリーンを大きくオーバー、万事休すか。ギャラリースタンド脇に止まったことから、無罰で救済を受ることになるが、誰もが良くて寄せワンのパー、ボギーもあるだろうと思ったことだろう。

その直後、劇的なドラマが。なんとも見事なチップインバーディが生まれた。おそらく、プロでも難易度の高いアプローチのはず。同じところから10回打っても1度入るかどうか。それがこんな場面ででるなんて。だからゴルフは、面白い。

単独首位を走っていた最終組の時松隆光選手と同組だったら、どうなっていただろうか。いやゴルフにタラレバはない。その後、最終組の時松選手が同じ18番で、まさかのボギーを打つ。プレーオフかと思われただけに、あっけない幕切れ。

同じ18番で、勝者の攻めのバーディと敗者の守りのボギーをみたような気がする。また、両者の17番ホールの明暗からの18番の流れ、ゴルフでの上がり3ホールの大事さ、難しさを、改めて垣間見たような気がしてならない。日本タイトルにふさわしい闘い。市原選手の初優勝は、私の記憶に深く残るだろう。




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