メジャーは遠い、それとも  The Open 終戦に思う


2017年全英オープンは、イギリス北西の海岸沿いに位置するロイヤルバークデールで開催された。狭いフェアウエーに加えて、深いバンカーが点在。かつ海からの風が吹きつけるため、正確なショットが求められる難コースの一つに数えられる。過去数回全英オープンが開催されてきたが、直近の2008年は、トータル3オーバーでの優勝であった。

今年の全英オープンは、ジョーダン・スピースが、トータル12アンダーで、3つ目のメジャータイトルを手にし、幕を閉じた。完全優勝だった。彼は8月の全米プロに、キャリアグランドスラムをかけて臨む。ちなみに、彼がすでに手にしている3つのメジャータイトルとは、2015年マスターズ、全米オープン、そして今回の全英オープンである。

われらが松山プロは、4アンダー5位タイから逆転優勝を目指しスタートした。しかし、スタートホールをいきなりのトリプルボギー。これが響きこの日のラウンドは72。スコアを2つ落とし、トータル2アンダー14位タイで4日間の競技を終えた。放送開始早々、日本全国のTV前のゴルフファンからは「スタートホールのトリはないよなぁ・・・」の嘆きの声が。期待が大きいだけに、そのため息も大きく、深い。

ゴルフのメジャータイトルは、日本人選手には遠いのか、それとも近づいてきているのか。予選を通ることさえままならなかった国内選出組には、正直まだまだ遠い、厳しい。これに対し松山プロは、PGAツアー戦やメジャー戦の実績から、メジャー獲りのレベルにある、有資格者といえるだろう。その安定感から、メジャー未勝利の中ではメジャー勝利最右翼の呼び声が高い。あとはゴルフの神様が、降りてくるのを待つだけか。彼のメジャー獲りは、決して遠くないはず


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