ゴルフ大衆化の功労者
ゴルフ大衆化の一番の功労者は、ボールの進化だと思う。
17世紀から使われていたフェザリー・ボールは、ガチョウなどのダウンを牛のなめし革で包み縫い合わせたもので、このボール1日に作れる数が1個からせいぜい2個程度だったという。そのため、クラブ1本の値段と変わらないほど高価であったらしい。これではとても大衆には手が出せない。怖くて、クラブを持つ手が震える。ゴルフにならない。
19世紀半ばに出現したゴム製のガッタ・パーチャ・ボールを経て、20世紀にハスケル・ボールが生まれる。これはゴムの芯に糸を巻きつけ、表面をゴムで被ったもので、飛び、方向性、強度などの品質が向上した。加えてこれまでと比べものにならないぐらい安価になった。ゴルフを本格的に大衆に普及させたのが、このハスケル・ボールであったことは疑いの余地なし。
以降クラブの進化同様、ボールも進化し続けている。道具は進化す、どこまでも
0 件のコメント:
コメントを投稿